迷子の森
歌：ＣＨＩＬＤ　ＨＥＡＲＴＺ


皆鏡に映された自分を拒みながら
この屋根のない豪雨の中を突き進んで来た
毎日の光景が僕らをゆらしていく
変わっていくファッションとぼやけていくゴール

土砂降りな銃弾の雨で育った子供の様に
痛んだ未来の一部となりそうな心で
僕らは何を頑張っているんだろうって
このもて遊ばれた想いをぶつけてみる

抱きしめたくて　抱きしめたくて　君の名を呼んだ
自分を失いそうになった時は声をからして
お金とか人目とか　そんなもの投げだして
君を彩る美しい羽根を開いて見せてよ

今僕の中で伸びていく根の数は
多くはないけど少なくもなくて
絶対腐らないと自分に言い聞かせてきた
でももろいままの心が切なくて

いつでも隠れ続けていても意味はないよと
背中を押してくれているもう一人の自分に
森の奥深く敵が迫って来たって
僕らの道はここしかないと呼ぶ

逃げ続けたくて 逃げ続けたくて　真っすぐ進んでいた
微かに光る赤い糸さえも背負い投げして
僕達は涙さえもこの胸にしまいこんで
迷子のままの都会の森をさまよって行くんだ

このバランスの崩れたシーソーを繰り返す世界が
落書き一つ描く勇気をくれるなら
キャバ通いの政治家も失業に追われる友も
「すべてを平等に分け与えておくれ」

手を握りあって手を握りあってともに走っていこう
僕らの進む未来に迷路はいらない
お金とか人目とかそんなもの投げだして
僕らを彩る美しい羽根を開いて見せてよ

抱きしめたくて　抱きしめたくて
逃げ続けたくて　逃げ続けたくて
手を握りあって　手を握りあって
走り続けたくて　走り続けたくて